(ラケット本体)
まず、自分のラケットをよ〜く観察して下さい。
@ストリングにクランプ(張り上げる時にストリングをはさむ道具)の傷が付いている
・張り終わった時点で、ストリングは損傷していることを意味します
・マルチフィラメントの場合、1本ごとの細かい糸が切られていることになります
・耐久性が悪くなります
Aナチュラルガットで張上げ直後に白濁している
…張上げ直後は透き通っていなければなりません
・1本ごとの細かい糸が切られ、かなりのダメージを受けていることになります
・高額なナチュラルガットが台無しです
(結論)
@及びA共に、正規の仕上がりではないためクレームの対象になります
○ラケットを受け取る際に必ず仕上がり状態を確認し、張り直しを要求しましょう
○張り直しに応じてもらえない場合、返金を頼んでみましょう
その際のショップの応対は、
○その状態が普通であり、クレーム対象にはならない
○ほかのショップで張っても同じ
このような対応しかしてもらえないショップとは、付き合うのを止めましょう
ラケットでボールを打つ際、ストリングとボールの接触時間は、3/1,000〜5/1,000秒しかありません。
そのわずかな時間で、ボールのスピード、回転量、方向をコントロールしなければならないのです。
適正な仕上がりがあってこそ、思い描いたボールを打つことが可能ですし、ひいてはプレーレベルが上達します。
ストリングの仕上がりにこだわらなければならない理由は、ここにあります。
テニスショップを捜してみようかな、と思われた方は、以前の記事をヒントにしてみて下さい。
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